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3月17日の日本経済新聞では、様々な鳥類のゲノムを調べ、恐竜から鳥へと進化するうえで新たな遺伝子を獲得する必要がなかったことが分かったと掲載しています。
興味深いのは、その99%以上がたんぱく質を作り出すDNA配列でなかったことだ。それらは遺伝子ではなく、遺伝子が働くスイッチを入れたり切ったりするなど機能を制御する役割のDNA配列だった。
羽毛やくちばしなど取りらしさを生み出すのに特別な遺伝子があるわけではない。以前から持っていた遺伝子をいつどこで働かせるか。そのコントロールのやり方を変えることで鳥が進化したということだ。
日本経済新聞 2017年3月17日の記事より