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7月21日の日経新聞では、高額な新薬について、適した患者を選んで使う仕組みを新設する方針が厚生労働省によって固まった、という記事が掲載されています。
米国などでは、新薬の認可の際に効果のある患者さんをどのように選択するかということが求められるようになってきてます。そのような診断をする(検査)薬(コンパニオン診断薬)とセットにして認可する傾向にあります。また、医療保険制度が異なる米国では、高額な新薬の費用は、一体誰が負担すべきかという議論が常にあります。制度が異なる日本でも問題は同様で、限られた医療費をどのように分配するかということになるかと思います。
新薬を巡っては、昨年肺がん治療薬として保険適用された「オプジーボ」の薬代が1人当たり月数百万円に上り、高額な薬剤費が医療保険財政を圧迫すると懸念されている。指針の作成は、原則として今後承認される新薬が対象だが、オプジーボと、高額で多くの使用が見込まれる高コレステロール血症治療の新薬「レパーサ」(今年4月保険適用)についても指針を作成する。
日本経済新聞 2016年7月21日の記事より