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2月6日の日本経済新聞では、ゲノム編集をしやすくした「クリスパー・キャス」という手法を開発した独マックスプランク感染生物学研究所のエマニュエル・シャルパンティエ所長と米カリフォルニア大学のジェニファー・ダウドナ教授の声を掲載しています。
生殖細胞のおけるゲノム編集が中国より報告されて以降、どのような規制が必要かについての議論は世界中で起こっていますが、法的規制の制度については各国によって異なっています。日本では関係する学会が集まって個別の申請について審査体制を整えることになっています。
シャルパンティエ所長:技術的には、遺伝子の狙った場所だけを正確に編集できるようにしなければいけない。従来の遺伝子組み換え技術に比べ操作性や効率に優れていても、まだ十分ではない。この技術を改良しようと世界中で膨大な研究が進み、期待している。
ダウドナ教授:サルの受精卵を操作した研究が14年にあり、倫理的な問題や環境への影響などを話し合おうと『ヒトゲノム編集国際会議』を提案し、15年に開催した。一定の歯止めをかける内容で合意し意義があったと思う。社会の理解が必要な技術なので、正しい知識を人々に知ってもらえるよう科学者は説明する責任がある
日本経済新聞 2017年2月6日の記事より