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2月27日の日本経済新聞では、全国6大学の附属病院が、がん患者一人ひとりの遺伝情報をもとに最適な治療法を探る「個別化医療」を2019年度にも始めることを掲載しています。
がんの治療は肺や胃といったがんができた臓器ごとに特定の薬を使うのが普通だが、がんの遺伝子が変化すると効かなくなる。遺伝子の変化の仕方によっては、別のがんに使う薬が効くようになる場合がある。ただ、遺伝子の変化を調べて効きやすい薬を選ぶには、知識や経験が必要だった。
(中略) 実際に各大学の経験やひらめきが治療につながった例がある。たとえば京大病院では十二指腸がんの遺伝子の変化を調べて肺がん薬の効果が高そうだと分かり、新たに投与してがんの進行を止めた患者がいるという。
今後は、こうしたノウハウをデータベースを通じて各大学が共有する。遺伝子の変化に関する情報を手掛かりに、他のがんの治療や海外で使う薬などが治療の候補になるかどうかを洗い出す。
日本経済新聞 2017年2月27日の記事より